最近ちょっぴり小説にハマってます。
幸い、俺の友人で本好きでもって絵本とか童話とかも好きでもって
作家の名前を言うと、あー知ってる、これこれって本よかったよね
って返事が返ってくる人がいて
会話のネタにもなるし。
こないだ読み終わったのは
幸田文 「流れる」
幸田文(こうだ・あや)の文章は、カッコイイ。
「マークスの山」の作家さん、思い出せないけど、あの人の文章のカッコイイ!てのとは
又ちょっと違うんだけどね。
初めて呼んだ幸田文は、中学生…?の時で
「闘」っていう本だった。実はあんまり覚えてないけど、印象的だったのが
「その時がきたんだ」という死の受け入れ方をする人が居て
俺の中での死の冷えた概念は、ちょっとその本から由来してたりする。
美しい文章ってだけじゃなく
きれいな日本語で、あ、日本の女性ってこんなに
凛としていたんだな、って気持ちになるっていうか。
男性は余り出てこない本だけに、華やかさもあるし。
没落しかけの芸者置屋に
40過ぎの未亡人、梨花が女中として勤めてゆくうちに
芸者達の生活、そして様々な風習
そしてそこに起きる事件などを細やかに見てゆくという本。
こういう生活してゆくとか、日々を過ごすとかの本が実は好きで
漫画とかもどうしてもそういう系になる。
映画はアクション映画とかのが好きなんだけどなんでだろ…
幸田さんの本は、まだまだ他の本も読んでみたいと思います。

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